ドライブ・マイ・カーを深掘りから、
西島さん、村上春樹さんまで!
おひとりさま映画館…好きです(笑)
こんにちは!
今回のメンバーコラムは、またまた話題の【ドライブ・マイ・カー】を深〜くホリホリしてみます♪
原作はご存知、村上春樹氏。
毎回、ノーベル文学賞で受賞ならずの結果に、落胆する信者(ファン)が多い村上春樹先生。
あ…、ディスってないから!
もちろん、私もかなり読んでます♡
そこまで熱烈ではないけど、「ノルウェイの森」はなぜか3回くらい読んだ記憶が…。
雰囲気は「海辺のカフカ」が好きで、「1Q84」は読み初めから、月が2つあればいいのになぁ…と、空を見上げたもので(笑)
さぁて、本題!
基本的に、日本文学の映画化は、原作を読んでから(読んでしまっているもの)映画化作品を鑑賞するんだよね。
こう見えて、かなりの読書家なもので♪←どう見えてるって?
実際のところ、毎回、映画化された作品を観ると、残念な気分になる(汗)
原作から受け取る解釈って、みんな違うからなんだろうな。
私自身の原作における解釈が、映画化されると決まって違うものになっているのよね。
みんなもそういうことないかな?
とくに、「えぇぇぇぇぇ!!!」と感じたのは、東野圭吾氏原作「白夜行」のラスト…。
もしかして、原作も映画もドラマも、読んだ!観た!って人いるかな?
日本映画は、原作に忠実なようで、ラストに「希望」を持たせがち…?
ハッピーエンドにしたがり?
「白夜行」原作での、私の個人的な解釈は、とにかくヒロインは根っからの悪女!
男は、それを痛いほど知っているのに、自ら犠牲になり愛を貫いた…だった。
映画もドラマも、私の解釈とは別物で、エンディングではヒロインも泣く泣く愛する男を犠牲にするしかなかったように描かれていた。
モヤモヤもやもや…(笑)←延々とモヤモヤ
そんなこんなで、今回、話題の【ドライブ・マイ・カー】については、原作も読んでいない、あらすじも全く知らない、完全なる白紙で観賞♪
上映時間、3時間…(汗)
途中、トイレにも走りましたけど。
原作を知らずに映画を観るのも、いいなぁと今回は感じた。
映像と音声による演出効果を、ストレートに受け止められたし、既存の解釈という邪念が入らない(笑)
映画は、もしかして原作を知らない方が純粋に楽しめるのかも?
そんな【ドライブ・マイ・カー】の主演、西島秀俊さん。
日本アカデミー賞、最優秀主演男優賞を受賞!
今回のアカデミー賞では、作品賞も含め、賞を総ナメした【ドライブ・マイ・カー】。
これが、けっこう賛否両論あるようで…。
カンヌ映画祭での4冠に合わせた、そんな感が否めないなどという記事もチラホラ。
まぁ、人の意見には惑わされずにいこう♪
では、村上春樹氏の原作を読まずに観賞したことで、映像作品として率直に感じ得たものを書き記してみよう♪
冒頭から妻が亡くなるまでは、PG12指定を納得してしまう描写が多く、(う〜ん……)と微妙な心持ちになったのが正直なところ。
ところが、見終えたときにはあの冒頭は必要だったのだと感じた。
映像ではなく、夫婦の関係性だったり、個々の性格だったり、把握する時間とでもいうか。
過激な描写とは相反する抑揚のないトーンの会話。
そこから、妻の死後の物語へと没入していくわけ。
自分を裏切っていた妻の死後、淡々と生きている主人公が、本気で涙を流して妻を恋しがるラストへ繋がる。
物語とは全く関係のない「セリフ」がとにかく延々と、淡々と、映像の随所で繰り返される映画。いわゆる「本読み」だ。
こんな何もかもがフラットな映像のなか、登場人物たちの環境、感情、あらゆるものが際立って見えてくるという効果は絶大だったと思う。
登場人物がまた個性あふれるグローバルさ♡
日本語、韓国語、タガログ語、韓国視覚言語…。
劇中に登場するそのあらゆる表現が、互いに理解できないはずなのに、なぜか通じ合うという錯覚に観ている人もまんまと陥る。
これは演出が秀逸!と言っておこう♪
全てを書き記したい衝動を抑えなくては(笑)
とも思うけども…じつはこの【ドライブ・マイ・カー】、インターナショナル版がAmazonのプライムビデオで500円でレンタル開始されているのよねぇ♪
もちろん日本語!
カンヌで上映したバージョンでしょうかね?
わたくし、今からまたそちらを観るので、本日はこれまで♪
気になる方は、下記リンクからチェックしてみて!
映画館に行かなくても、観れたんだ……と、思ったのはナイショ(泣)
あぁ…、喋ってしまいたい(笑)
ディスカッション企画、やりますか???
やりませんか???
やりましょうよ♡